33日ぶりに子供たちの声が学校中に響き渡りました。
今朝行った「夏休み明け集会」の校長の話を掲載します。

３３日間の夏休みが終わり，今日から１学期の後半が始まります。
１学期の後半？校長先生おかしなこと言うなあと思うでしょう。
美里町は，今年から２学期制度といって，１０月８日までを１学期，１０月１３日からが２学期という言い方になっています。
まだ耳慣れないですよね。

さて，２つのお話をします。
１つ目は「失敗は成功の素」というお話です。
今年の夏休みは東京オリンピックがありました。
コロナウイルス感染症のために，１年間先延ばしになったので，今年は２０２１年ですが，昨年行うことがきまっていたので「東京２０２０」という表現になっていたのは，みなさん知っていましたよね。
その中で，数多くの種目が行われ，女子スケートボードでは，１０代のメダリストが誕生しました。
中でも，女子パークで銀メダルの，開心那（ひらき　ここな）選手は北海道出身の12歳。中学1年生です。
御両親と一緒に練習場を訪れたことをきっかけに5歳からスケートボードを始めました。
ボードを操る高い技術を生かし、コースの「ふち」を板の部分や車輪をつなぐ金属部分で滑らせる技を得意としていて，2019年の日本選手権では当時小学5年生で優勝，日本一になりました。
メダルを取るまでにどれだけ練習を重ね，どれだけ失敗を重ねたことでしょう。
それでもやり続けた先が今回の結果に現れたと思います。
まさに「失敗は成功の素」です。
ただし，たくさん失敗して，たくさん学ぶことができるのは，お勉強中や学校の中だけの出来事です。
もし，通学路で失敗したらどうなるでしょうか。そうです，交通事故につながります。
もし，地震や火事，大きな災害の時に失敗したらどうなるでしょうか。そうです，１つしかない命をなくしてしまうでしょう。

ということで，２つ目は「自分の命を守ろう」というお話です。
今，コロナウイルス感染症が宮城県でも広がっています。
一人が病気になってしまうと，多くのお友達にうつしてしまう，やっかいな病気です。
ですから，自分が絶対に病気にならないよう，「当たり前のこと」を「バカにしない」で，「ちゃんと」行ってください。
①朝の体温を測ること。
②学校に来るときはきちんとマスクを着けること。
③手洗い・うがい，消毒をこまめに行うこと。
④窓をあけて教室の空気を入れかえること。
⑤食事はおしゃべりをしないで食べること。
などがあげられます。
実は，自分の命を守ることが，ほかの人の命を守ることになるのです。
ただし，守っていないからといって，ほかの人を注意する必要は全くありません。
自分自身が気をつけていくだけで良いのです。

最後に，１学期の始業式で約束した，
「自分がされて，言われて嫌なことは，ほかの人にもしない，言わない」
もこれからも守っていってください。

一生懸命お話を聞いてくれてありがとうございました。終わります。
座ったままで良いです。礼。

この後は，各学級ごとに夏休みの様子を発表したり，課題を集めたりする時間となりました。

大きな事故やけががなく，本日を迎えることができました。
保護者の皆様をはじめ，地域の皆様による温かい声掛けや見守り等に心より感謝いたします。